企画一覧

特別講演

チュートリアル講演

テーマセッション・招待講演

TS01
サステイナブルFA技術における理論と実践
招待講演: 樋野 励 氏(大阪電気通信大学)
「機械加工と最適化問題 — 多軸工作機械のための工具姿勢計画」
TS02
意思決定と最適化
招待講演: 藤澤 克樹 氏 (九州大学)
「グラフ解析と最適化技術で実現する都市OS」
TS03
次世代エネルギー管理に向けたシステム/制御/情報
招待講演:伊藤 章 氏 (株式会社デンソー)
「スマートコミュニティに貢献するエネルギーマネージメント技術」
TS04
生体・ロボットの機能理解と実応用
招待講演: 石川 将人 氏 (大阪大学)
「拘束条件から「運動」を引き出す制御-Control-aided Mechanics の探究-」
TS05
計測と信号処理の深化と進展
招待講演: 三村 和史 氏 (広島市大)
「圧縮センシング:頑健なアルゴリズム,辞書学習,空間結合」
TS06
インタラクションシステム
招待講演: 加藤 博一 氏 (奈良先端科学技術大学院大学)
「拡張現実感による実世界作業支援」
TS07
創発と計算知能
招待講演: 福田 弘和 氏 (大阪府立大学)
「体内時計に見る植物システムの創発原理」
TS08
産業応用
招待講演: 玄 相昊 氏 (立命館大学)
「ヒューマノイドロボットから精密プレスまで:油圧の新しい使い方」

オーガナイズドセッション

OS01
大規模問題に対するシステムズアプローチ
OS02
データに基づく制御器設計・更新とその応用
OS03
柔軟ロボットの要素と制御
OS04
船舶・海洋工学分野のシステム・制御技術
OS05
生体センシング・システム
OS06
高信頼制御通信
OS07
コミュニケーションデザインへのアプローチ
OS08
医療健康分野への情報技術の応用
OS09
システム同定とその応用
OS10
非負システムの制御理論構築に向けて
OS11
予測・予見制御の理論・応用
OS12
非線形システム制御のエボリューション
OS13
量子系とその応用の新展開

特別講演

ヒューマンロボットインターラクションの研究

講師
石黒 浩 氏 (大阪大学)
日時
5 月 21 日 (木) 15:00-16:00
場所
ホール

概要 : ロボット分野においてナビゲーションとマニピュレーションに続く,新しい研究分野としてインターラクションと呼ばれる研究分野の創成に関わってきた.その研究の中で人と関わるロボットの研究開発に携わり,これまでにジェミノイドやテレノイドと呼ばれる様々なロボット開発してきた.この講演ではそれら一連の研究開発について報告する.

チュートリアル講演

機械学習における劣モジュラ最適化と疎性モデリングへの応用

講師
河原 吉伸 氏 (大阪大学)
日時
5 月 21 日 (木) 11:15-12:15
場所
第 3 室
概要
機械学習において,組合せ的計算は多くの場面で本質的役割を担う.集合関数における凸性にあたる劣モジュラ性は,このような際に,データ変数間の構造を用いたモデリングや,効率的な学習アルゴリズムの導出などにおいてキーとなる概念として近年 注目されている.本講演では,機械学習における劣モジュラ性の重要性と,この視点に基づく学習アルゴリズムなどの基礎的事項と最近の話題について,特に疎性モデリングに関連するものを中心に述べる.本講演では,いくつかの実用的問題への応用例についても適宜紹介する.

モデル低次元化の基礎理論と研究動向

講師
加嶋 健司 氏 (京都大学)
日時
5 月 21 日 (木) 10:00-11:00
場所
第 3 室
概要
近年の大規模システムへの関心の高まりから,所与の動的システムモデルをより次数の低いモデルで近似するモデル低次元化の研究が,改めて注目を集めている.本講演の前半では,線形システム低次元化の標準的な手法と,その背景にある考え方を概観する.後半では,それらの非線形システムへの拡張可能性や,構造保存型低次元化などの研究動向,さらにいくつかの具体例を紹介することで,今後の基礎・応用研究に用いる際に役立つと思われる情報を提供したい.

撮像のあり方を変えるコンピュテーショナルフォトグラフィ技術

講師
日浦 慎作 氏 (広島市立大学)
日時
5 月 21 日 (木) 16:15-17:15
場所
第 3 室
概要
画像処理技術は光学デバイス(レンズ)と撮像デバイス(撮像素子)に次ぐカメラの第3の構成要素として存在感を増し,レンズや撮像素子の欠点を補う脇役的な立場から脱却しつつある.画像処理を前提としたレンズ・撮像素子の設計,さらに従来のカメラでは実現できなかった様々な機能の提供など,計算機技術が可能とする新たな撮像技術「コンピュテーショナルフォトグラフィ」について,この講演では基礎的コンセプトから応用事例までを俯瞰する.

テーマセッション・招待講演

TS01 サステイナブルFA技術における理論と実践

オーガナイザ
  • 藤平 雅信 氏 (神戸製鋼所)
  • 西 竜志 氏 (大阪大学)
  • 田熊 隆史 氏 (大阪工業大学)
  • 平林 直樹 氏 (大阪府立大学)
  • 岩村 幸治 氏 (大阪府立大学)
企画
サステイナブル・フレキシブル・オートメーション(SFA)研究分科会
概要
近年,サステイナビリティ(持続可能性)が重要なキーワードとして認識されており,地球環境のサステイナビリティだけではなく,人間社会,産業および企業のサステイナビリティも重要な課題と認識されています.本テーマセッションでは,持続可能な社会を実現するために不可欠な生産システム/FA技術に関わるさまざまな研究開発の成果を含む講演発表を募集します.皆様の積極的なご参加と研究発表をお願いいたします.
キーワード
  • メカトロニクス技術
  • 機械システム技術
  • 製品 設計技術
  • 生産システム技術
  • グローバル生産技術
  • 経営・経済分野との統合化技術
  • FA関連の理論・方法論

招待講演「機械加工と最適化問題 — 多軸工作機械のための工具姿勢計画」

講師
樋野 励 氏(大阪電気通信大学)
日時
5 月 20 日 (水) 13:45-14:30
場所
第 2 室
概要
工具と工作物の相対的な位置関係に加えて,相対的な姿勢関係の制御が可能な,いわゆる多軸の工作機械による加工のための最適化問題を取り上げる.ここでは,加工点以外での工具と工作物の干渉を避けつつ,所望の経路の移動を可能にする工具姿勢の導出方法について,先行研究による取り組みや,最適化に必要な関連技術の紹介を交えて報告する.

TS02 意思決定と最適化

オーガナイザ
  • 楠木 祥文 氏 (大阪大学)
  • 林 直樹 氏 (大阪大学)
概要
意思決定と最適化の分野では,生産・流通システム,通信・制御工学,金融工学だけでなく,環境学,経済学,政治学,分子生物学などの幅広い領域で,複雑な問題を解決する様々な手法が提案されています.さらに,この数年の,情報,通信,計測技術の発達,計算機性能の向上により,これらの手法はより多くの問題に適用できるようになってきています.そして,そのことは意思決定・最適化の理論やモデルの深化にもつながっています.今後も,エネルギー管理,大規模データの活用,環境問題,高齢化問題など,近年注目されている諸問題の解決手法として,意思決定・最適化のニーズは,さらに増していくものと考えられます.本テーマセッションでは,意思決定と最適化に関する理論,手法,応用およびそれらに関連するさまざまな研究発表を募集し,この分野の近年の動向を把握できる場を提供したいと考えています.
キーワード
  • 未定数理計画の理論と応用(連続・離散・組合せ最適化,多目的最適化,ロバスト最適化,メタヒューリスティックなど)
  • 意思決定の理論と応用(効用理論,多属性/多基準意思決定,AHP,ANP,DEA,ファジィ理論など)
  • ゲーム理論とその応用(非協力ゲーム,協力ゲーム,進化ゲーム,メカニズムデザインなど)
  • 実社会での応用(スマートグリッド,金融工学,スケジューリング,サプライチェーン,マネジメントなど)

招待講演 「グラフ解析と最適化技術で実現する都市OS」

講師
藤澤 克樹 氏(九州大学)
日時
5 月 22 日 (金) 13:45-14:30
場所
第 6 室
概要
都市での生活を快適あるいは安全なものにするために都市 OS(オペレーティングシステム)の開発が始まっています.都市OSでは大量のセンサーデータやオープンデータなどを用いて都市における交通網の設計を行ったり,異常事態の発生時における避難誘導を行ったりするための機能を持つことが想定されています.都市OSにおける革新的な新基軸としては数学的な手法(数理最適化問題やグラフ解析さらにネットワークフローによる分析)と計算技術(計算量とデータ移動量の考慮と最適化による高速かつ省電力計算)にあります.本講演ではこれらの特徴を持った都市OSに関する解説を行います.

TS03 次世代エネルギー管理に向けたシステム/制御/情報

オーガナイザ
  • 和田 孝之 氏 (大阪大学)
  • 小島 千昭 氏 (東京大学)
  • 薄 良彦 氏 (京都大学)
概要
エネルギー管理システムに関わる理論と基盤技術の確立は様々な社会的課題の解決に向けて重要です.特に,異分野融合による理論と基盤技術の確立を目指して,様々な学問領域 ———システム,制御,最適化,予測,モデリング,電力・エネルギー技術,コンピュータ科学,経済——— において次世代エネルギー管理システムに向けた研究開発が進められています.本テーマセッションでは,上記に関わる研究開発の成果発表を広く募集致します.皆さまからの積極的なご参加をお願い申し上げます.
キーワード
  • システム理論・技術
  • 制御理論・技術
  • 予測理論・技術
  • モデリング
  • 電力システム
  • エネルギーシステム
  • パワーエレクトロニクス
  • 情報通信技術
  • 経済学
  • 気象学

招待講演 「スマートコミュニティに貢献するエネルギーマネージメント技術」

講師
伊藤 章 氏(株式会社デンソー)
日時
5 月 20 日 (水) 15:30-16:15
場所
第 6 室
概要
近年,スマートコミュニティの実現に向け,太陽光,風力等の自然エネルギー導入の動きが活発化している.自然エネルギーの供給は,日射量,風速等の環境条件に大きく左右されるため,需要に応じた供給が難しく,効率的な利用には需要調整がキーとなる.本講演では,需要調整に車載蓄電池を活用したエネルギーマネージメントシステムについて,産学連携の取り組み事例を中心に概説する.

TS04 生体・ロボットの機能理解と実応用

オーガナイザ
  • 浦久保 孝光 氏(神戸大学)

概要 : 生物はその身体や知能を活かして,様々な運動や活動を行います.ロボットもさらなる活躍に向け,その運動能力や活動範囲を広げようとしています.これらの機能を解析/理解し,その応用/設計法を構築する研究は,トレーニングやリハビリへの応用や多様なロボット開発など,ますます盛んになっています.本セッションは,生体やロボットにおける様々な機能の理解と応用に関する講演発表を広く募集します.皆さまの積極的なご参加と研究発表をお願いいたします.

キーワード
  • コミュニケーション
  • ゆらぎ
  • 認知
  • 歩行・走行
  • スポーツ
  • 運動解析
  • トレーニング
  • リハビリ
  • 生体計測
  • 信号処理
  • バイオメカニクス
  • 神経生理学
  • 運動学
  • 動力学
  • ロボット機構
  • 運動拘束
  • 運動制御
  • 筋骨格系
  • アクチュエータ
  • 学習
  • 身体性

招待講演「拘束条件から「運動」を引き出す制御-Control-aided Mechanicsの探究-」

講師
石川 将人 氏(大阪大学)
日時
5 月 22 日 (金) 14:30-15:15
場所
第 1 室
概要
「運動」を自在に操ることは制御の得意分野の一つである.その万能さゆえに,しばしばわれわれは対象を制御し過ぎ,対象が本来もっていた力学的特性を上書きしてしまうことがある.力学現象を料理とすれば,制御は「スパイス」として用いることが多彩な運動を引き出すコツであると著者は考える.本講演では,揺動,転動,移動などのさまざまな運動を取り上げ,力学からうまみを引き出すControl-Aided Mechanicsの考え方とその基本的な数理や実例について紹介する.

TS05 計測と信号処理の深化と進展

オーガナイザ
  • 三好 誠司 氏 (関西大学)
  • 林 和則 氏 (京都大学)
概要
近年,計測および信号処理が関連する分野は,センサ技術やハードウェアの進歩と新しい解析手法の提案の相乗効果により,かつてない活況を呈している.さらに,圧縮センシングや深層学習(ディープラーニング)などの新たな技術からも刺激を受けている.本テーマセッションでは,周辺分野まで含めて広い意味で計測と信号処理に関わる理論,手法,実験,応用の研究発表を募集し,計測と信号処理の最新技術に関する理解を深めるとともに,各分野の研究者が交流し視野を広げる機会を提供したい.
キーワード
  • センサ
  • センサネットワーク
  • 生体情報計測
  • 安全環境計測
  • 運動情報計測
  • 非破壊計測
  • 音声信号処理
  • 音声強調
  • 音響信号処理
  • 適応信号処理
  • ノイズキャンセラ
  • エコーキャンセラ
  • アクティブノイズコントロール
  • サンプリング理論
  • ディジタルフィルタ
  • ブラインド信号分離
  • 画像処理
  • 画像符号化
  • 統計的学習
  • スパースモデリング
  • 圧縮センシング
  • ディープラーニング
  • ディープネット
  • オンライン学習
  • 統計力学的手法
  • 主成分分析
  • 独立成分分析
  • モンテカルロ法
  • ベイズ推定

招待講演 「圧縮センシング:頑健なアルゴリズム,辞書学習,空間結合」

講師
三村 和史 氏 (広島市大)
日時
5 月 21 日 (木) 11:15-12:00
場所
第 6 室
概要

圧縮センシングは,適当な基底によって疎になる情報を,少数の観測から復元するための信号処理の手法として注目されている.多くの信号復元アルゴリズムが提案されているが,基礎的な事項をはじめとして,応用にとって重要となる,観測行列の制約を緩めたアルゴリズムや,より少ない観測で復元することを目指す空間結合の構造を導入した手法を紹介する.また,情報を疎にする基底を選択する手法である辞書学習を概説し,これらの応用について述べる.


TS06 インタラクションシステム

オーガナイザ
  • 井村 誠孝 氏 (大阪大学)
  • 伊藤 京子 氏 (大阪大学)
  • 酒田 信親 氏 (大阪大学)
概要
情報技術の高度化・複雑化に伴い,技術単体の性能だけではなく,それを使う側である人間との相互作用を考慮してシステムをデザインすることが求められています.本テーマセッションでは,ヒューマンインタフェース,インタラクティブメディア,バーチャルリアリティ等の分野におけるシステムの構築・評価や,それらの基盤となるセンシング,信号処理,ディスプレイ技術まで,人間と人工物,人間と人間の相互作用を支援あるいは促進するインタラクションシステムに関する発表を広く募集します.
キーワード
  • ヒューマンインタフェース
  • インタラクティブメディア
  • バーチャルリアリティ
  • 複合現実感
  • 入出力デバイス
  • メディア信号処理
  • 可視化
  • インタラクションデザイン
  • ユーザインタフェース
  • ユーザエクスペリエンス
  • ユニバーサルデザイン
  • ソーシャルコンピューティング
  • ウェブインテリジェンス
  • ウェアラブルコンピューティング
  • ユビキタスコンピューティング
  • 認知インタフェース
  • サービス工学
  • 教育システム
  • CSCW
  • エンタテインメントコンピューティング

招待講演 「拡張現実感による実世界作業支援」

講師
加藤 博一 氏 (奈良先端科学技術大学院大学)
日時
5 月 22 日 (金) 11:15-12:00
場所
第 3 室
概要
拡張現実感は,実世界内に直接情報を提示する技術である.コンピュータに向かった作業ではなく,工場での部品組み立て,プラントの保守点検等の実世界作業を支援する手段としてこの拡張現実感の活用が期待されている.しかし,単に情報を提示する技術のみでは支援にも限界があり,インタラクティブ性を導入することが多様な作業支援を実現するために重要となる.本発表では,インタラクティブシステムの観点から拡張現実感による作業支援について説明する.

TS07 創発と計算知能

オーガナイザ
  • 半田 久志 氏 (近畿大学)
  • 谷口 忠大 氏 (立命館大学)
概要
動的に変化する環境の下での自律的な秩序形成・機能発現のための進化・適応能力を有するシステムは「創発システム」と呼ばれています.代表的な研究として,ロボットの知覚・行動・身体性の設計,マルチエージェント・自律分散システムの解析・設計,人間を含む異種の複数エージェントによるコラボレーション設計,経済活動の仮想社会シミュレーションなどが挙げられます.研究対象はますます広くなり,電力ネットワーク設計や鉄道荷役計画,キー配列最適化,感情推定などにも及んでいます.さらに創発システムを形作る計算知能技術,学習・進化・適応の計算モデルの発展も著しく,追加学習,マルチタスク学習,移転学習,多目的最適化などが研究されています.本テーマセッションでは,創発システムと計算知能の基礎理論・要素技術から適用事例まで,幅広い研究発表を募集します.奮ってご応募いただけますようお願い申し上げます.
キーワード
  1. 基礎・数理
    • 学習
    • 適応
    • 進化
    • 発達
    • 協調
    • 認識
    • 特徴抽出
    • 知識獲得
    • 多目的最適化
    • 自己組織化
    • 記号接地
    • 身体性
    • 複雑系
    • 移動知
    • カオス
    • ゲーム
    • 神経振動子
    • セルオートマトン
  2. 計算モデル
    • 進化計算
    • 分布推定アルゴリズム
    • 群知能
    • 強化学習
    • オンライン学習
    • 追加学習
    • 自律学習
    • マルチタスク学習
    • 移転学習
    • スキル付加
    • データマイニング
    • ベイジアンネット
    • 人工生命
    • マルチエージェント
    • 免疫システム
    • エージェントベースモデリング
  3. 創発システム
    • ヒューマンインタフェース
    • 適応システム
    • 人間—機械系
    • 共創システム
    • 情報場
    • コミュニケーション
    • コラボレーション
    • 知覚と行動の創発
  4. 記号創発システム
    • 記号創発
    • 概念学習
    • 物体操作学習
    • 語意学習
    • 言語獲得
    • 言語発達
    • 言語進化
    • 動作の言語化
    • 動作の分節化
    • 環境の分節化
    • 一般物体認識・学習
    • 実世界理解
    • 自己位置認識
    • 模倣学習
    • 実世界情報処理
    • 記号論
    • 認知発達
    • 発達ロボティクス
  5. 適用事例
    • 生物型人工システム
    • ソーシャルロボット
    • 認知ロボティクス
    • 群ロボット
    • 自律分散システム
    • 知的生産システム
    • 社会経済システム
    • 仮想市場
    • 道路交通システム
    • 電力ネットワーク
    • 社会的ネットワーク

招待講演 「体内時計に見る植物システムの創発原理」

講師
福田 弘和 氏 (大阪府立大学)
日時
5 月 20 日 (水) 11:15-12:00
場所
第 3 室

概要 : 植物システムに特有の自己組織化現象やそれを司る創発原理の解明は,植物の高度な環境適応機能の解明とその工学的応用,ならびに植物生産技術イノベーションの視点から重要です.本研究では,一つ一つの細胞に備わった体内時計が近接・長距離の相互作用を通じて様々な時空間パターンを形成する様子を解析し,その形成機構の数理モデル化を目指しています.植物システムがもつ特有の創発原理について話題提供を行います.


TS08 産業応用

オーガナイザ
  • 柴野 伸之 氏 (パナソニック)
  • 藤平 雅信 氏 (神戸製鋼)
  • 藤本 堅太 氏 (三菱電機)
  • 喜多 総一郎 氏 (オムロン)
  • 坂本 守行 氏 (川崎重工)
  • 星島 耕太 氏 (ダイヘン)
  • 宮本 貴志 氏 (ヤンマー)
概要
産業界において,制御・センシング・オートメーション技術は,様々な製品の付加価値向上に寄与し,着実に成果を挙げています.加えて,昨今の産学連携の取組みにより,今後も学際分野からさらなる新技術が導入されることが期待されます.本テーマセッションでは,産業界のあらゆる業種を対象に,規模や効果の大小を問わず,システム・制御・情報技術の適用事例の発表を募集します.皆様の積極的なご参加をお待ちしております.
キーワード
  1. 制御技術
    • モデリング
    • 運動制御
    • プロセス制御
    • ロバスト制御
    • モデル予測制御
    • 適応制御
    • システム同定
    • シミュレーション
  2. 計測・データ解析技術
    • センサ
    • ビジョン
    • 音声認識
    • 音声合成
    • GPS
    • 非接触・非侵襲
    • 統計解析
    • 多変量解析
    • データマイニング
    • センサフュージョン
  3. 最適化・システム技術
    • 数理解析
    • 数理計画法
    • メタヒューリスティクス
    • 意思決定
    • 機械学習
    • オートチューニング
    • 自律分散
    • マルチエージェントシステム
    • 社会・交通システム
  4. 情報・通信技術
    • ソフトウェア設計
    • ソフトウェア品質
    • ユーザインタフェース
    • ネットワーク
    • 安全・信頼性
  5. ハードウェア技術
    • 機構
    • アクチュエータ
    • 生産設備
    • プラント
    • エネルギー機器
    • パワエレ機器
    • スマートグリッド
    • 組み込み機器
  6. 設計・生産技術
    • CAD/CAM
    • FA
    • 自動化
    • 設計支援
    • 品質管理
    • 生産計画
    • 在庫管理
    • スケジューリング
    • 安全・安心設計

招待講演 「ヒューマノイドロボットから精密プレスまで:油圧の新しい使い方」

講師
玄 相昊 氏 (立命館大学)
日時
5 月 20 日 (水) 12:00-12:45
場所
第 1 室

概要 : 人間のように関節を俊敏かつ柔らかく動かすことができるヒューマノイドロボットから,大きな荷重でサブミクロンの超精密制御可能なサーボプレスに至るまで,油圧が持つ,電動にはない利点を活かした新しいモーションコントロールの事例を紹介します.

オーガナイズドセッション

OS01 大規模問題に対するシステムズアプローチ

オーガナイザ
  • 鷹羽 浄嗣 氏(立命館大学)
  • 西 竜志 氏 (大阪大学)
企画
SICE先端融合システムズアプローチ創出委員会 大規模問題に対するシステムズアプローチWG(SICE-ISCIE連携企画)
概要
近年のハードウェア技術の発達(特に,通信網の高速大容量化,小型高性能なセンサー・アクチュエータの普及など)や社会的な要請(特に,グリーンイノベーション,ビッグデータなど)に伴い,計測制御における各分野で対象とするシステムは,大規模・複雑化の一途を辿っている.これらに付随する大規模数理計画問題は,計算時間・計算複雑さの観点から効率的に解を求めることは一般に困難である.その一方で,これらの大規模問題に対する各分野のアプローチには,いくつかの構造的な類似性が見られ,最適化問題の緩和,モデルの低次元化・線形化,分割・統合や階層化・マルチスケール化などは各分野でも大規模性や複雑性に対処するために共通して用いられている考え方である.本OSでは,これらの分野でこれまで個別に発展してきたアプローチに共通な構造に着目し,大規模システムに対する新たなモデリング・制御・最適化の問題を解決するための理論と手法を模索し議論を行う.

OS02 データに基づく制御器設計・更新とその応用

オーガナイザ
  • 金子 修 氏 (金沢大学)
  • 佐藤 孝雄 氏 (兵庫県立大学)
概要
制御系の入出力データから制御系を設計するデータ駆動型制御に関するセッションを提案する.モデルに基づかいない操業データのみから設計する手法や,操作データから制御系の性能診断を行い再調整を行う適応制御系についての講演を募集する.

OS03 柔軟ロボットの要素と制御

オーガナイザ
仲田 佳弘 氏 (大阪大学)
概要
実環境において活動するロボットは,周囲の人や物体との接触を伴う物理的インタラクションを安全に行うことが求められる.柔軟なアクチュエータは,例えば衝突時の撃力のような不連続な状態変化を減少させ,予期せぬ外乱の影響を抑える効果がある.また,柔軟性を変化させることができれば,状況に応じてシステムの受動的なダイナミクスを変化させ安定に動作することが可能となる.本セッションでは,柔軟ロボットシステムのための要素の研究開発と制御手法について発表と議論を行う.

OS04 船舶・海洋工学分野のシステム・制御技術

オーガナイザ
  • 二瓶 泰範 氏 (大阪府立大学)
  • 飯島 一博 氏 (大阪大学)
  • 原 尚之 氏 (大阪府立大学)
概要
日本は広大な排他的経済水域をもつ海洋国であり多大な恩恵を海洋から受けている.本オーガナイズドセッションでは,海洋工学分野で用いられているシステム・制御技術に関する講演を予定している.

OS05 生体センシング・システム

オーガナイザ
  • 武村 紀子 氏 (大阪大学)
  • 才脇 直樹 氏 (甲南大学)
概要
生体信号はヒトの内部状態を知るための重要な手がかりであり,医療分野のみならず,ロボティクスやヒューマンインタフェース,人間科学や感性情報学などさまざまな分野においてその活用が注目されている.本セッションでは,生体信号の計測技術および生体信号を用いたシステムに関する最新の研究成果を発表し,さまざまな観点から議論・情報交換を行う.

OS06 高信頼制御通信

オーガナイザ
  • 林 和則 氏 (京都大学)
  • 永原 正章 氏 (京都大学)
概要
近年,機械やデバイス,プラントなどのシステム間あるいはシステム内における制御情報の高信頼通信への要求の高まりから,制御と通信の境界・融合領域の研究が注目されている.本セッションでは,制御と通信の両分野の研究者が集い,高信頼制御通信に関する最新の研究成果を発表し,今後の両分野の連携について議論する.

OS07 コミュニケーションデザインへのアプローチ

オーガナイザ
伊藤 京子 氏 (大阪大学)
概要
「コミュニケーション」をめぐる研究や取り組みの軸は,工学から人文・社会科学,芸術等にいたるまで多様である.本セッションでは,工学,情報科学,心理学,演劇,哲学等の多様な背景をもつ参加者と,コミュニケーションデザインへのアプローチを議論し,複数の分野の連携・融合につながる情報交換の場となることを目指す.本セッションは,本学会の会誌「システム/制御/情報」58巻12号「コミュニケーションデザインへのアプローチ」特集号との連携企画である.

OS08 医療健康分野への情報技術の応用

オーガナイザ
  • 畑 豊 氏 (兵庫県立大学)
  • 久保田 直行 氏 (首都大学東京)
  • 礒川 悌次郎 氏 (兵庫県立大学)
企画
ISCIE-SICE空間知部会連携セッション
概要
近年,医療・健康・介護・看護の各分野において情報技術の利用・融合に関する研究が展開されています.これらの研究により,皆国民医療や健康の高質化などが期待されています.本セッションでは,このような医療健康分野に対する情報技術の適用・応用に関する論文,例えば,医用生体情報解析,生体センシング,看護アプリケーション,生体計測シミュレーション,ヘルスケアシステム,生体モデリング,などの分野についての論文を幅広く募集いたします.

OS09 システム同定とその応用

オーガナイザ
  • 小木曽 公尚 氏 (電気通信大学)
  • 東 俊一 氏 (京都大学)
  • 丸田 一郎 氏 (京都大学)
概要
本OSでは,システム同定の手法に関する基礎的研究,実機を用いた応用事例研究,また,システム同定に不適切な系の構成など,様々な角度からシステム同定に関わる最新の研究成果をご紹介します.

OS10 非負システムの制御理論構築に向けて

オーガナイザ
蛯原 義雄 氏 (京都大学)
企画
SICE制御部門 非負システムの制御理論と実システムへの応用に関する調査研究会(SICE-ISCIE連携企画)
概要
非負システムとは,非負の入力と非負の初期状態に対して,状態と出力が常に非負となる動的システムである.非負システムの解析や設計においては,その非負性から通常のシステムに対しては成立し得ない“強い結果”が成立することが知られており,近年は凸最適化手法と絡める形で様々な興味深い研究成果が得られている.本OSでは,非負システムの解析と設計に関する最新の成果を共有するとともに,残された研究課題と今後の展望に関して議論したい.

OS11 予測・予見制御の理論・応用

オーガナイザ
原 尚之 氏 (大阪府立大学)
概要
予測制御は,制御対象のモデルに基づき将来の振る舞いを予測し制御をおこなう制御法として知られ,化学プラントをはじめとし機械・電気系など様々な制御対象にその適用範囲が広がりつつある.また予見制御は,外乱や目標値の将来情報を利用することにより外乱応答や目標値応答の性能を向上できる制御法である.本オーガナイズドセッションでは,予測・予見制御の理論および応用について議論する.

OS12 非線形システム制御のエボリューション

オーガナイザ
坂本 登 氏 (名古屋大学)
概要
非線形システムに対するシステム制御の有用性はますます高まっている.本セッションでは,メカニカルシステム,ネットワーク系,ビークル系さらには分布定数系にまで広がる非線形システムの制御理論とその応用について最新の成果を集め,セッション参加者との議論を通じて将来の方向性を探っていく.

OS13 量子系とその応用の新展開

オーガナイザ
  • 大木 健太郎 氏 (京都大学)
  • 津村 幸治 氏 (東京大学)
概要
近年,制御理論の周辺領域として量子力学系が注目されており,様々な対象あるいは問題について活発に議論され,研究者の交流も深まってきている.そこで本セッションでは,制御理論と関わりの深いテーマについて活発に研究されている研究者を広い分野から招き,研究テーマの現状紹介の講演をお願いするとともに,相互理解および議論の場を設けることを目的とする.

ランチタイム企画

論文投稿促進セミナー III - 論文掲載までのプロセス教えます!!

日時
5 月 20 日 (木) 13:00-13:30
場所
第 3 室
概要
システム制御情報学会では,毎月「システム制御情報学会論文誌」を刊行しております.2年前に電子投稿審査システム(Editorial Manager) を導入して以来,いくつかの特集号企画も含めて数多くの論文を投稿して頂いてきました.この度も「SCI’15 論文特集号」を刊行することになり,会員の皆様には更なるご投稿をお願いしているところです.

そこで編集委員会では,この機会に,電子投稿審査システムの概要をご紹介するとともに.本学会論文誌における査読・編集プロセスを具体的にご説明いたします.今後の論文執筆および査読に役立つ内容となっております.SCI’15の参加者であれば,事前申し込み不要でどなたでも参加できます.皆様の奮ってのご参加をお待ち申し上げております.

詳細はこちらのご案内を御覧ください.